技術士(総合技術監理部門・建設部門)・RCCMなど資格取得の「らくちん必殺技?」の完成を目指すブログです。
しばらく前から、部門や科目の違いによる合格率の差が出る理由について考えていました。
そして、重大な事に気付きました!


■「準備のし易さ」が合格率を決めているという仮説。。。。。

・合格率
合格率に影響を与える主だった要因は、「部門や科目による受験者の能力差」「問題の難易」がありますが、実は、「準備のしやすさ」が最も大きな要因ではないかと思うのです。
ここ数年の建設部門では、「道路」は「河川、砂防及び海岸・海洋」と並んで合格率が低く、逆に、最も高いのは、「建設環境」です。また、「道路」は13年度以降は確実に合格率が下がっており、17年度の8.9%は、全体の合格率を大きく引き下げる要因になっています。


<建設部門>
道路     17年度8.9%、16年度9.5%、15年度13.9%、14年度18.2%、13年度19.9
建設環境   17年度25.2%、16年度22.4%、15年度22.4%、14年度25.0%、13年度28.2


・「選択科目=専門技術問題」で合格率が変わる。
さて、試験ですが、まず「経験問題」は準備可能と言えますし、「建設一般」は共通ですので、ここでの差は少ないと考えられます。つまり、「選択科目=専門技術問題」で合格率に差がつくことになります。

・道路の場合
「選択科目=専門技術問題」の傾向を持て見ると、「道路」の場合には、必須1題と選択1題を答えますが(道路計画・土工・舗装・交通・環境・新技術・防災)などから、ランダムに出題されています。(例えば13年15年には交通の問題が出題されていません。15年16年には環境系の出題がありません。道路計画に関しては毎年出題されていますが、傾向は定まっていません。)必須の1問は、いくぶんは俯瞰的な出題となりますが、それなりの専門性が求められます。また、これらの項目は、互いに関わることが多いため、傾向が読みにくく準備すべき試験勉強の幅も広くなります。

・建設環境の場合
一方で、建設環境の場合には、ABの2グループから各1題選択となります。Aグループは「環境の保全創出・快適環境の創出・環境影響評価」Bグループは「道路・鉄道・発電所・公共用水域・緑化・景観・リサイクル」の項目から出題されています。特に、13年以降は、Bグループの全ての7目から必ずひとつずつ出題されています。(これらの項目毎の出題の傾向は、各施設の主機能の構築に関する技術は他の科目に譲る主旨からだと思われますが、環境面での基本的な考え方を問うものが多くなっています。)また、出題傾向の変動も少ないように思われます。Aグループも2題からの選択性ですし、つまり、傾向を絞って準備しやすいのだと思われます。

→建設環境の勝ち
大雑把な分析ですが、道路よりも建設環境のほうが明らかに準備し易いと考えられます。
また、道路は、歴史的に最も多く技術士を輩出してきているはずで、河川とともに公共事業の代表であります。現在の供給過多のコンサル労働市場を背景として、合格者をセーブする方向が現れているのかもしれません。逆に、建設環境は歴史も浅く、時代のニーズに応える形で出現した科目です。地球温暖化問題をはじめとして、ハードな建設系に限らず環境の役割はますます高まっています。建設環境の技術士は、まだまだ増えて良い方向であろうと考えられます。
つまり、建設環境は、道路に比べると、ずいぶんと準備し易いだけでなく、社会ニーズの増加という追い風を受けていると考えられます。


(念のため)
念のためですが、道路の技術士が建設環境よりも優秀かと言えば、そうとも言えません。ちなみに総合技術監理部門の合格率は次のような結果となっています。実は、ここでも建設環境のほうが合格率が高くなっています。単純に考えると、総監は既往の技術士を主たる受験者とした試験であり、科目に関わらず問題は同じですから、合格率が高い科目のほうが優秀だと考えられます。とすれば、総監以外の道路の難化傾向と裏腹な傾向を示していることになります。部門や科目の優劣は合格率では語りにくいということです。

<総合技術監理部門 建設>
道路     17年度16.6%、16年度39.9%、15年度31.3%、14年度24.0%、
建設環境   17年度26.6%、16年度33.9%、15年度59.6%、14年度44.4%、


■まとめ
いきなり、傾向分析に走ってしまいましたが、次のように思います。

①準備し易いほうが良い。
「やっぱり、道路は準備が大変になってきている。」ということと、「建設環境は、準備し易い」ということです。

②大発見!
この傾向調査を通して、景観が建設環境の正式な専門項目だということを発見しました。景観は「都市及び地方計画」の専売特許だと思い込んでしまっていました。実は、私は景観形成に関する業務実績は多く、得意なほうです。ちなみに「建設環境」のBグループの内、景観関係の過去問であれば、多分ですが?自信があります。

③出題間違いなし。
景観は、16年に景観法が出来て、ちらほらと景観計画が策定されてきているタイミングを考えると、19年度は、景観法(景観計画)が出る公算は非常に高いと考えられます。つまり私のBグループ問題をクリアできる可能性はより高まります。(私の出題予想は、結構外れますが、これは大丈夫でしょう!)

④合格し易さが最優先?
まず、資格は取らないと無意味です。自分が合格し易いことを最優先して取り組むこと。つまり、道路よりも建設環境を優先するのが原則ということになります。

⑤資格取得のメリット
そういう前提で、資格を取得したメリットを考えてみると、建設環境のほうが、「道路や河川の景観や環境整備・ダム湖周辺整備・公園計画」などなど、単純に楽しくて儲かる仕事に繋がり易い。道路を取っても私の場合には、今更ながら設計をする訳でなく、交通計画や都市計画道路の見直しや事業評価など、どちらかというと禁欲的な仕事になりそうです。つまり、建設環境か???

うーん、先日から道路の勉強準備の書籍をたくさん買ってしまったのが、幾分もったいない。

まだ、検討中ですが、、
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。bakuと申します。
らくちん技術士さんの仮説、私も以前からそう思っていました。

というのも、私の会社(コンサルです)は農業土木を専門としていて会社にいる技術士はみな農業土木です。
農業土木の場合、(昨年までは)農業一般、専門ともに過去の問題は、言い回しが変わっているだけでほぼ100%同じ内容です。

農業部門の合格率は20%を超えています。

※(標題とは関係ないですが)
私もブログをやっているのですが、
http://blog.goo.ne.jp/mame-michipiy-baku/
リンク貼らせてもらってもよろしいでしょうか?
2007/01/21(日) 22:47 | URL | baku #GVeYRFtk[ 編集]
先日から、bakuさんのブログを覗いていました。受験科目について、再検討したのも、bakuさんのブログがきっかけとなっています。
農業土木も準備がしやすいほうなのですね、なるほど。やはり、それぞれの部門や科目で試験問題の作り方など考えが違うのでしょうね。

ブログで、モチベーションについて書かれていましたが、私も試験のためにモチベーションを上げるのは苦手です。このブログもモチベーションの維持が目的のようなものです。

私は、なかなか直前にならないと勉強できません。出来るだけ、試験の枠組みを検討して、何をどこまで勉強しないといけないのかを調べるようにしています。勉強をやる気にならない時や、はかどらない時に、このように試験の対策を検討することで、試験モードを維持しようとしています。実は、とても重要なことだと思っており「らくちん必殺技」として改めて記事にしようと思っています。

リンクの件ですが、どうぞよろしくお願いします。こちらも、早速、貼らせて頂きます。今後ともよろしくお願いします。
2007/01/22(月) 00:45 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
初めまして、峠バイカーといいます。総監・建設・施工計画で2月9日の発表を待つ身です。来年度は道路部門もと考えてもおりました。この考察は非常に興味ある結果です。ところで、道路部門の受験対策書籍にはどのようなものがあるのでしょうか?
2007/01/31(水) 08:13 | URL | 峠バイカー #-[ 編集]
試験の傾向は、部門や科目で偏っており、やっぱし、調べれば調べるほど興味わくでしょう!

総監・建設・施工計画ですか、なるほどですね。お互い、神妙な日々ですね、、

ちなみに、道路部門の受験対策書籍は、参考になるかどうかわかりませんが、1月31日の記事で紹介させて頂きます。

先ほど、峠バイカーさんのブログを見てきました。なかなか気品のあるブログですね。
私の場合は、とりあえず、資格がらみのことばかり書いています。
最近は、なんだか、オタクっぽくなってきました。

今後とも、よろしくお願いします。
2007/01/31(水) 23:48 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
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