技術士(総合技術監理部門・建設部門)・RCCMなど資格取得の「らくちん必殺技?」の完成を目指すブログです。
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●以前、技術士の意義について書きました。
プロポーザルにおける技術士の効果などについての記述です。

●今日は、さらに、コンサルタント生き残りの決定的な要因とメカニズムについてメモしました。(多分、御同業のどなたも御承知の、単純なメカニズムです。)

●例えば、昨年12月に官製談合防止法すなわち入札談合等関与防止法が改正されました。
改正の趣旨は、次のようなことです。
①特定法人の範囲の拡大
→対象となる特定法人の出資比率の拡大、高速道路株式会社などを適用対象
②入札談合等関与行為の類型の追加
→談合を知りながら、特定業者の入札参加を認めるなどの「幣助」を追加
③職員に対する損害賠償の請求等に係る調査結果の公表の義務付け
→各省庁の長等は、入札談合等関与行為を行った職員に対する賠償責任の有無等の調査や懲戒事由の調査結果の公表を義務付けた
④職員による入札等の妨害の罪の創設
→職員に対する罰則規定の創設「5年以下250万円以下の罰金」

●徐々に、あるいは一気に公共発注の様相が変わりつつあります。
総合評価方式もしくは、一般競争入札の増加です。短期間で圧倒的に増加する可能性があります。いずれにせよ、問われるのは、資格と実績です。

●ここで、
・資格とは、当該業務に対応する技術士あるいはRCCMの部門・科目です。もちろん、総監技術士・技術士12年以前・技術士13年以降・RCCMの順になります。
・実績は、管理技術者・担当者そして照査技術者の順で優位に評価されます。
→つまり「資格の取得=難」・「実績の設定=易」の組み合わせとなります。
→普通のコンサルタント会社ならば、
・資格保持者に実績を集中させる。
・逆に、無資格あるいは低資格の者には余分な実績は与えない。特にテクリス登録などでは、管理、照査の他には担当は3人に限られます。無駄な登録は出来ません。
・一方で、業務への専任性=手持ち業務の少ないほど高い評価となりますから、管理技術者の手持ち業務は多すぎてはいけません。
→「高資格=総監技術士」かつ「幅広い資格=複数部門技術士」を「多く揃える」ことが企業のビジネスチャンスを形成することになります。
・換言すると、小さなコンサル会社でも、例えば、オール複数部門総監技術士で占め、さらに実力が伴えば、大手を超えるビジネスチャンスと利益率を獲得する可能性があります。
→逆に、いくら実力を伴う大手であっても、資格保持者を増やすことの出来ない組織は自ずと淘汰されざるを得ないでしょう。
→私は、資格を持たない技術者を見くびるつもりは毛頭ありません。私自身も永らくそうでしたし、無資格でも多くの優秀な方々の存在を承知しています。しかし、全く恐縮ですが、優秀であればあるほど、今のコンサルの死活の流れを認識し、目の前のことを後に回しても、まず資格を取るべき状況になってきていると言えます。

★私自身、偉そうに言えるほどの知見はありませんが、しばらくコンサルの現場から離れていて、還ってきたとたんに上述のようなことを思い知ったのです。コンサルに戻って、技術士でない私の居心地は決して良いものでは無く、日々「技術士でなければ人間でない」とでも言われんばかりの経験をしました。(ひょっとすると私が勝手に思っただけかもしれませんが。それほど、受注環境における資格の重みが増したことを痛烈に感じたということです。)いずれにせよ、そのことが、私にとって、技術士取得を本気で考えるきっかけになったのです。

★今日のこの記事は、多分、甘くは無い、本格的に淘汰の時代を迎えている建設コンサルタントの現実を再確認すべく書いています。
これが、建設コンサルタント技術者にとっての技術士取得に向けた最低限の動機です。。

もちろん、仕事の本質とは、かけ離れたことを言っています。方便に他なりません。

●恥ずかしながら、他部門の高尚な領域とは、幾許か異なります。悪しからず。


PS)
このような方便を超えるのが、真の技術士ですが。なかなか、、、、
私は、まだまだこれからです。


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コメント
この記事へのコメント
 過去ログも含めて拝見しました。
 建設コンサルタントの方が私の周辺におらず、業界の状況をうかがい知る機会はありませんでしたので勉強になりました。

 われわれ橋梁ファブの場合は、土木施工管理技士を持っていれば基本的には事足りますので、技術士資格を目指す者がそれほど多くないように感じます。それに、複数科目を取得している方は私の知っている限りの範囲ではおられません。
 名刺交換する際に「建設部門」のみ表記される方がほとんどですので、実際にはわかりませんが・・・。

 設計・施工一括発注方式に当社は対応できるのか少々不安を感じております。

 それでは失礼します。
2007/01/11(木) 23:26 | URL | ふるのぶ #-[ 編集]
現時点で、私の記述が業界の状況をどの程度反映しているか、疑問ではありますが、、多分、プロポーザルに指名される確率の高いコンサルでは、弊社と良く似た状況であろうと思われます。

また、複数技術士についてですが、弊社では、毎年十人強の合格者が出ますが、最近ではその半数弱が(総監も含んで)2つ目以上の技術士取得者です。ですから、技術士の延べ人数は、実数の1.5倍くらいになってきていると思われます。

取る人は、複数取得に向かう傾向があり、取れない人は、苦戦を続けるという傾向が出てきているようです。多少、傍若な言い方をお許し頂くと、社内でも格差社会を形成しつつあります。私が先の記事で「技術士でなければ人でない」ような経験と書いていますが、コンサルに復帰したところの私は「取れない人」とみなされており、格差の底辺を舐めたとも言えます。

一方で、技術士合格者の過去の統計(http://www.engineer.or.jp/examination_center/statistics/statistics_index.html)によると、建設コンサルタントは、常に合格率が最低です。情けない話ですが、つまり、受験者のレベル差の大きさを示しているともいえます。このことは、建設コンサルタント社内あるいは会社相互で、やはり、格差が広がる素地があることを示唆しています。

但し、実際の実力は、技術士では、量れないと私は思っています。実際の仕事からすると試験で問われることは限られ過ぎていますし、現実に、人格も含めて明らかに疑問符をつけたくなる技術士も少なくありません。

かつて、景気が良くどんどん仕事が入る時代には、技術士資格よりも、実力があるものが尊重されました。しかし、供給過多の現在では、資格が最低限のハードルになりつつあります。資格偏重で実力軽視となる可能性さえあるかも知れません。

また、設計・施工一括発注方式の実態については、複数技術士はあまり関係ないかもしれませんね。素人考えで、恐縮なのですが、複数技術士よりも、土木施行管理技士・コンクリート診断士だとか実践的な組み合わせのほうが有効な気がします。

まあ、現実は厳しいです。資格以前に大変な状況とも言えます。技術士を取ったからといって、生活が保証されるものでもありません。せちがらいブログで恐縮ですが、今後とも、よろしくお願いします。
2007/01/12(金) 21:29 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
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