技術士(総合技術監理部門・建設部門)・RCCMなど資格取得の「らくちん必殺技?」の完成を目指すブログです。

今年の建設一般は、次のような問いで、安全・安心は出なかったということですが、

①維持管理・更新投資が増大すると見込まれる中で、その現況と課題を述べ、今後の社会資本のあり方について、あなたの意見を述べよ。
②社会資本整備における工事の品質確保に関する方策についてあなたの意見をのべよ。


この設問なら①ですね、
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1.はじめに
都市の維持及び管理について、南海・東南海地震等をはじめとする自然災害の脅威の高まり、都市再生の要請などから、都市防災対策が緊急的課題である。
都市防災対策は、錯綜する権利関係・上りきった地価を抱える密集市街地などでは、更新投資の増大がネックになっており、20世紀の負の遺産と言われるほどに立ち遅れている。
上述の対応の緊急性に対して、更新投資を抑えながら効果の高い防災対策を進める必要がある。本稿では、選択的集中的なハード事業の投入とソフト施策をクローズアップした新たな防災対策の課題と対応について述べる。


(ということで、下の7/02に私が公開した主旨で論文を続ければ良いのだと思います。)
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2.安全・安心な地域づくりの推進に向けて
①災害時および平常時における広報等ソフト対策の改善
②応急その他防災業務の継続的な取り組み(BCP)
③自主・共助・公助による地域防災力の強化
④その他高まる課題

3.おわりに
 都市防災対策では、限られた投資枠を前提に、BCPなどチャレンジ領域も含めて技術を最適化し、進行的に管理し続けなければならない。建設コンサルタントの一員として、人命にも関わる防災技術については、ハード・ソフト双方において最大限の貢献を目指すべきと考えている。また、特にソフト対策面では、官民協働の中で新たなマネージメント能力が求められる領域であり、コンサルタントとして、今後もさらなる研鑽を重ね、積極的に取り組む所存である。

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流石に②の工事の品質確保については、「安全・安心のソフト大綱」で答える訳にはいきませんが、もともと、国土交通省のソフト大綱の本意は①の典型的な施策だと思われます。
つまり、そのものズバリではありませんが、私の予想解答の主旨を信じて用意された方は、容易に上のように答えられたはずです。

総監の予想は外れましたが、建設一般は、概ね当たりにしてもらえますか!

しかし、今日はサボっちゃいましたが、建設一般は、②も総監の問題のようで、イケルような気がしますね。ま、他の準備が全然出来てなかったので、さぼっちゃいましたが、、
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コメント
この記事へのコメント
当てが外れたとき、出題の題意をまえがき等でねじ曲げてまとめる手法があるにはありますが、「維持・更新需要増大を踏まえ現状と課題を述べ社会資本整備のあり方を書け」に対して、全て「安全・安心」でまとめても絶対合格点は獲れません。
この問題は、ストック増大に基づく更新需要の増大や社会情勢変化(少子高齢化)、財政状況の見通し等に言及するとともに、課題解決のための方策として、PFI等民間活力活用、既存ストックの活用、アセットマネジメント型維持管理の適用等を方策として挙げなければなりません。
安全安心ネタでは、防災から減災への転換(コスト縮減効果あり)、このまま公共投資削減が続くと、2022年には新規事業はおろか更新事業も十分出来なくなり、バスが陥没したりして安全じゃなくなる(課題として・白書記載事項)位しか思いつきません。
この問題で事業継続計画(BCP)なんて解答したら大きな減点は間違いない。
2006/08/11(金) 22:00 | URL | 総監下克上 #-[ 編集]
私のコメントの返し方は、やや冷静さを欠いていたようですので書き直します。

私が、言葉足らずだったかもしれませ。都市防災の問題は、権利関係の輻輳する密集市街地で様々な事業手法や支援制度を整備してきたにも関わらず、買収・補償費を含む圧倒的な事業費の前に極めて進捗していない領域です。しかしながら、中心市街地等を構成するこれらの課題地域を放置することは、都市全体を健全に維持し機能させ、持続的に住みよいまちづくりを実現するうえで極めて重要な課題となっています。
一方で、南海・東南海地震の脅威の高まりや国民保護法に代表される不可測な脅威の懸念など、安全で安心なまちづくりは、都市社会を維持し管理してゆくうえで、外してはならない視点なのです。
中央防災会議が述べている減災対策でも、即効的で場当たり的と言われた耐震改修に焦点をあてられ、次にソフト対策であり、段階修復的に従来の密集法に基づく事業及び支援です。つまり、従来の密集事業を中心とした抜本的な都市基盤整備優先のセオリーが、経済的限界の中での緊急対応に向けて、本質的な対策で無いにしろ、安価に幅広く今出来やすい手当てを優先させる。という方針転換が為されてきているのです。
国土交通省のソフト大綱の本質も同様です。
BCPも、民間事業者の取り組みを事例としながら、その過程で注目されてきたものです。これは、ハードでどんどん金をかけられる時代ではない、ハード技術そのものの限界も見えてきた中で、民間も含めて持続的な都市活動をダメージ少なく立ち直り維持させるための新たな展望なのです。
これらのことは、現在の都市及び社会基盤を題意に沿って語る上で重要な視点であろうと思います。

PFIやアセットマネジメントやストック活用も求められる答えとして適切であると思います。
しかし、貴方は冒頭で書かれていますが、このことで少子高齢化や自治体の財政状況の改善にどのように繋がるのでしょう?確かに不可欠の選択ですが、単なる節約作戦の範囲の個別手法であり、この運用にストーリーが無ければ、地域の重要課題にからはほど遠く、少子高齢化やそれら社会条件に連なる財政状況の改善は不可能だと思います。

安全安心が全てとは言いませんが、
少なくとも、都市及び地域政策を専門とする都市及び地方計画の科目であれば、総監下克上さんがおっしゃるように本当に少子高齢化や財政問題あるいは地方自治の重要課題に連なるストーリーで答えなければならないだろうと思います。単に節約の手法の知識を並べるだけでは、論文とは言えません。合格は難しいと思います。

総監下克上 さんから頂いたコメントのおかげで、課題だらけの地域社会に、私達の技術でどう応えるのか。。たかが、技術士論文であっても、やはり、きちんと考えないといけない。再認識したところです。

確かに、少子高齢化や財政課題は容易には改善しない。
2006/08/12(土) 01:13 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
とはいうものの

試験対策という観点で言うと、あまり本質的な論文を求めすぎるのは得策ではないことは事実でしょう。

合格することが目的ですからね。
ただ、題意に注意して丁寧に、あわせ込んまないと忙しい試験官は相手にしてくれない可能性があります。

試験に関しては、まあ、そんなところでしょうか
2006/08/12(土) 11:29 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
まず、私は、安全・安心な社会構築のため、密集市街地の解消や事業継続計画策定を進めることについて、ひとつも異論を述べていません。
これらは安全・安心を確保するために非常に重要な施策です。

もしも設問が「安心安全な社会を構築するため必要な社会資本整備のあるべき方向性について論ぜよ」だったら、貴殿の上記の解答例は高得点を得ることは確実です。

私が指摘しているのは、「維持管理、更新コスト増大が予測される中、現状と課題を踏まえた社会資本整備のあり方」という設問に対してこの解答を提出しても、決して合格点は望めないということです。

このブログは題名の示す通り、「なんとかあまり苦労せずに技術士試験に受かりたい」という方々が見ていると思い書かせていただきました。

>PFIやアセットマネジメントやストック活用も求められる答えとして適切であると思います。
>しかし、貴方は冒頭で書かれていますが、このことで少子高齢化や自治体の財政状況の改善にどのように繋がるのでしょう?

基礎的な問題ですが、本当にこうお考えなのでしょうか?。
PFIもアセットマネジメントもストック活用も、効率的、効果的、コスト縮減につながります。
一方で、ひとつには少子高齢化進行により、成熟社会、低成長社会への以降等に伴う税収不足があります。
もうひとつは、年金財源や医療保険財源の悪化、高齢者比率の向上に伴う社会福祉コストの上昇が挙げられます。
こうした問題から、社会資本整備や維持管理に係る効率化やコスト縮減は必要だとはお考えでないのでしょうか?
色付きの文字
2006/08/12(土) 23:01 | URL | 総監下克上 #mQop/nM.[ 編集]
「このブログは題名の示す通り、なんとかあまり苦労せずに技術士試験に受かりたい」という方々が見ていると思い書かせていただきました。」というように見られるのは結構ですが、そのことに何か問題があるのでしょうか?

それは、さておき

後半の疑問にお応えしますが、PFIやアセットマネジメントに続く本質へのアプローチのストーリーがあれば良いと先に申し上げています。ですが、繰り返しますが単にコスト削減の羅列で社会課題の解決に自動的に繋がるような見方は疑問です。
私は、技術士論文では、「知っている事の羅列で良い」というようなことを言っていますが、PFIやストック活用・アセットマネジマントでは抽象的過ぎます。
下克上さんも、論文に臨んでは、もっと緻密に迫力ある展開をされるのだろうと思います。既にお分かりだと思いますが、展開のストーリーが重要だと申し上げています。

例えば、下克上さんのキーワードが示す内容とほぼ同様の主旨を生かして、安全安心のストーリー展開することが出来ます。
「密集市街地のソフト手法重視への転換」はストック活用の具体例でもあるのです。また、官民の協働の促進と言う意味でPFIの「適材適所」の発想と近いのです。(ちなみに市街地整備の組合施行は民間のキャッシュフローを基礎にしています。)
また、アセットマネジマントの発想はPCBにも通ずる発想であり、より社会的に展開する戦略です。

個別の手法や発想も、具体に展開することで、社会課題への対応が明確になります。

そして、「維持管理、更新コスト増大が予測される中、現状と課題を踏まえた社会資本整備のあり方」という設問に、安全安心の都市づくりで応えることは具体に社会課題に応えることになるのです。上の私のコメントを読み返し理解して頂ければ分かることです。

私の書いていることを、どうか正しく理解して頂ければありがたいです。
2006/08/13(日) 01:01 | URL | mataihenda #sSHoJftA[ 編集]
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