技術士(総合技術監理部門・建設部門)・RCCMなど資格取得の「らくちん必殺技?」の完成を目指すブログです。
金曜日に東日本大地震が起こった。
土日で被害状況が分かってきた。津波による被害が甚大である。
おそらく、我が国の有史以来初めて経験する壊滅的な地域状況である。
東海地震などに備えて、津波のシミュレーションなど行い、避難計画や図上訓練なども行われてきたはずであるが、それらの予想を圧倒的に凌駕する事態となった。

それにしても、津波のパワーはすごいものである。どこから手をつけて良いのか分からない一面の破壊である。復興のイメージが容易に浮かばない。

地球物理などの詳しいことは分からないが、太平洋プレートの動きが活性化してきていることは間違いない。どうも容易に平衡状態にたどり着きそうにない。極東の災害大国である我が国は、今後、さらに「危機管理」の精度を上げて暮らしてゆかねばならないようである。
しかし、人間の築く構造物の限界を遙かに超えているし、ソフト対策も限界を感じる。危機管理とともに土地利用から考えねばならないのだろうか、、国土利用計画で議論されてきた防災の観点によるコントロールを本気で考えねばならないのかもしれない。

原発のトラブルも起こっている。
これからの動きがまだ分からない。予断を許さない状況である。

当方は、関西で直接の被害は無い。目の前は、納品直前の業務がひしめいているが、社会資本整備に関わるものとして、真摯に事態を見つめながら、今後自分に出来ることを考えようと思う。

被災者の方々にはお見舞い申し上げるとともに、不幸にもお亡くなりになった方々には謹んで御冥福を申し上げます。
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国土交通白書について、
実は、今まで、まともに白書を読んだことがありませんでした。
しかしながら、今年からは、経験論文と択一がなくなった分、建設一般の比重が高まり、また応用が問われるということですから、ひととおり体得しておく必要があります。

ということで、このブログで勉強用の環境をつくろうと思い立った次第です。単なる国交相のリンクですが。。。。

国土交通白書2007のサブタイトルは、「地域の活力向上に資する国土交通行政の展開」をテーマとして取り上げられており、第Ⅰ部で、このテーマが取り上げられています。ところで、国土交通省では、平成18年11月に「国土交通省地域活性化戦略」が取りまとめられています。白書の第Ⅰ部は、これを詳述したものになっているようです。
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「国土交通省地域活性化戦略」
同戦略においては、新たに、地域ブロックの自立と連携の促進による地域活性化のための民間プロジェクト中心(民主導)の地域戦略プロジェクトや、生活圏レベルでの地域活性化のための地域公共交通の活性化・再生に関する取組を、それぞれ総合的に支援する制度を創設することとするなど、知恵と工夫にあふれた地域の実現に向け、自ら考え、前向きに取り組むやる気のある地域を後押しする各種支援策を盛り込んだところであり、「地域の自立と競争力強化」 国土交通省は、今後とも、これらの関係施策を総動員することとされています。(国土交通省)

国土交通省地域活性化戦略 骨子

国土交通省地域活性化戦略

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「国土交通省地域活性化戦略」骨子は3ページです。非常にコンパクトにまとめられています。
まずこれを元にストーリーを自分で考えます。
その上で、戦略の本文(9ページあります)を読み、自分の考えを修正あるいは、補完します。
国土交通白書は、いわゆる斜め読みで、完了です。

また、近年は、サブタイトルからの出題が多かったようですが、昨年度のように、外れることもあります。
そこで、Ⅱ部ですが
これは、いつでも勉強できるように、<ポイント>へのリンクを貼っておくことにします。
第II部 国土交通行政の動向

第1章 時代の要請にこたえた国土交通行政の展開

第2章 観光立国の実現と美しい国づくり

第3章 地域再生・都市再生の推進


第4章 自立した個人の生き生きとした暮らしの実現


第5章 競争力のある開かれた経済社会の構築

第6章 安全・安心社会の構築
第7章 美しく良好な環境の保全と創造
第8章 多様性をいかした活力ある地域の形成

第9章 我が国の持続的発展のための国際的な連携の強化と国際貢献

第10章 明日の暮らしを支える技術研究開発

PS.
ふるのぶさんが「18年度版 国土交通白書(2007)」の要約を公開されています。持ち歩きには、こちらを推薦いたします。私もプリントアウトして持ち歩いています。この記事にリンクを貼っていますので、どうぞ!
ふるのぶさん!よろしくお願いします。



先の記事で、「①維持管理・更新投資が増大すると見込まれる中で、その現況と課題を述べ、今後の社会資本のあり方について、あなたの意見を述べよ。 」について、総監下克上さんから貴重なコメントを頂き、微妙なニュアンスの違いを感じながら、コメントにお応えしてきました。

このことで、建設一般について次のようなことを思いました。


建設部門は幅が広く、様々な立場で仕事をされています。そういう意味で設問も①②と選択性になっています。しかし、技術領域はさらに幅が広く、解答は、各自の領域からの見解で答えるのが良いのだろうと思われます。
特に、試験官は、口頭試問対応で決められ、ひとりの答案を同じ方が採点する可能性が高く、受験者と同じ科目を専門とする方が試験官となる公算が高いと思われます。そのような事情を考慮すると、やはり、建設一般の応え方は、自分の領域に即して応えたほうが良いだろうと思われます。例えば、私がアセットマネジマントそのもののことを語っても迫力があるはずがありません。PFIも具体には業務で2回ほど関わっただけで、担保の取り方などケースバイケースだと思いますが、公共にとって本当に経済的なのかどうか疑問に思っています。口頭試問で突っ込まれたら撃沈です。
来年度からは、建設一般の論文だけで十分な時間が与えられます。従来のキーワードを並べるだけでも、かろうじてクリアしたようなことは、今後は期待できないかもしれません。
ますます、ストーリーが重要視されることは間違いありません。どういう政策領域でどのようなアプローチで、どのような社会課題への貢献を期待するのかといったストーリーが重要になるように思います。
少し、考えてみましたが、次のような事ではないかと思います。


○下克上さんは、何を御専門にされているか分かりませんが、道路か構造物か?代表的な建設屋さんでしょうか?
キーワードとして、PFIやストック活用・アセットマネジメントをキーワードに上げられました。
(コスト削減に繋がるキーワードであることは分かりますが、ストーリー性を持たせて政策として効果を明確にするのは、正直に言って、PFIもアセットマネジメントも自信ありません。私には難しいです。)

○私は、都市計画屋ですから、都市の維持管理・更新投資という課題に密集市街地対策のソフト化へのシフトに焦点を当て、中心市街地の活性化や都市再生への展望を落としどころにしようとします。

○緑化政策・公園の方なら、既存公園のリニューアルの課題と緑や景観整備への期待と認識の高まりなどを背景としながら、高まる維持管理コストの課題に焦点をあて、リニューアルには、ストック活用と近自然型工法など、事業手法面には、16年緑関連の法改正による規制緩和と弾力化を材料としながら住民参加による公園づくりやNPOや協議会組織の育成と連携など具体の展開に言及し、住民の主体的な地域づくりをおとしどころに出来るのではないでしょうか。

○もし建設環境や砂防の方なら、植林の発育過剰による土砂被害の急増や河川環境の悪化を背景として、森林の適切な維持管理更新・投資の増大に着目し、緊急的な点検の重要性と「コンクリート構造物中心のハード対策」から「自然共生型等の各種調整型の対策」への転換を主題とし、自然災害の抑止と地球温暖化対策等持続可能な社会の形成への貢献を落としどころにできないでしょうか。


★国土交通白書が建設一般の教科書のように言われており、記載のキーワードが学習の対象となっていたようですが、19年度以降は、もっと各人の認識を明確に持たなければならないように思います。

今年の建設一般は、次のような問いで、安全・安心は出なかったということですが、

①維持管理・更新投資が増大すると見込まれる中で、その現況と課題を述べ、今後の社会資本のあり方について、あなたの意見を述べよ。
②社会資本整備における工事の品質確保に関する方策についてあなたの意見をのべよ。


この設問なら①ですね、
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1.はじめに
都市の維持及び管理について、南海・東南海地震等をはじめとする自然災害の脅威の高まり、都市再生の要請などから、都市防災対策が緊急的課題である。
都市防災対策は、錯綜する権利関係・上りきった地価を抱える密集市街地などでは、更新投資の増大がネックになっており、20世紀の負の遺産と言われるほどに立ち遅れている。
上述の対応の緊急性に対して、更新投資を抑えながら効果の高い防災対策を進める必要がある。本稿では、選択的集中的なハード事業の投入とソフト施策をクローズアップした新たな防災対策の課題と対応について述べる。


(ということで、下の7/02に私が公開した主旨で論文を続ければ良いのだと思います。)
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2.安全・安心な地域づくりの推進に向けて
①災害時および平常時における広報等ソフト対策の改善
②応急その他防災業務の継続的な取り組み(BCP)
③自主・共助・公助による地域防災力の強化
④その他高まる課題

3.おわりに
 都市防災対策では、限られた投資枠を前提に、BCPなどチャレンジ領域も含めて技術を最適化し、進行的に管理し続けなければならない。建設コンサルタントの一員として、人命にも関わる防災技術については、ハード・ソフト双方において最大限の貢献を目指すべきと考えている。また、特にソフト対策面では、官民協働の中で新たなマネージメント能力が求められる領域であり、コンサルタントとして、今後もさらなる研鑽を重ね、積極的に取り組む所存である。

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流石に②の工事の品質確保については、「安全・安心のソフト大綱」で答える訳にはいきませんが、もともと、国土交通省のソフト大綱の本意は①の典型的な施策だと思われます。
つまり、そのものズバリではありませんが、私の予想解答の主旨を信じて用意された方は、容易に上のように答えられたはずです。

総監の予想は外れましたが、建設一般は、概ね当たりにしてもらえますか!

しかし、今日はサボっちゃいましたが、建設一般は、②も総監の問題のようで、イケルような気がしますね。ま、他の準備が全然出来てなかったので、さぼっちゃいましたが、、
前の記事で建設一般対策を書いてしまった手前、本当に簡単に準備出来るかどうか書いてみました。これで合格の保証は無いです。が、「安全安心の課題はソフトが重要になってきている」という今の状況を認識していること自体が重要で、得点は得やすいと思います。下は、まだ文章の推敲はしていませんが、洗練させれば、そこそこの得点をもらえるのではないかと思います。

主旨はまねて頂いて結構ですが、そっくり真似するのはやめてくださいね、よろしくお願いします。


(参考論文の説明)
安全安心云々という問題が出たらという仮定で
国土交通省の「安全・安心のためのソフト対策推進大綱」を使うことを前提に作ってみました。

1.で、今ソフトがクローズアップされる背景を、そこそこに書き込んで論文の主旨を明確にしたつもりです。

2.の中身の紹介は、ここでは省略しましたが、1.でそこそこの文字数になるので、国土交通省の「安全・安心のためのソフト対策推進大綱」を理解して、それぞれの項目で簡単に自分の言葉で2から3行ずつくらい特徴を書けば埋まると思います。
ただ、国土交通省そのままでないということで、④その他高まる課題(・国民保護対策へのアプローチ・防犯対策へのアプローチ)という項を付け加えて解説しました。

3.は、おきまりの文言です。あまりページが余りませんでしたので短いです。



■■以下、参考論文です。■■

1.はじめに
(災害脅威の高まりとハード対策の立ち遅れ)
 南海・東南海地震をはじめとして、自然災害への脅威が高まっている。さらに、近年の集中豪雨・津波高潮などが各地に深刻な被害を生じており、市街地部の延焼・浸水や森林の荒廃による土砂流出など波及的な被害も含めて懸念が高まっている。
 これらの災害に対する備えは、社会資本整備の基本であり、連綿とすすめられてきたものの、急激な都市への人口集中や植林による森林の土壌の変化など、甚大な力でおそいかかる自然災害への備えは、多くの面で立ち遅れていると言わざるを得ない。また、森林の強化や内外水対策などには甚大な財源が求められるとともに、各種の土地利用権益等が進展した現在では、公共施設の強化や密集市街地の改善など早急な対策すすめることは容易ではない。

(緊急的かつ優先的施策の推進)
 災害への脅威が高まる中で、各種のハード対策を効果的かつ着実に推進することが求められるが、例えば建物の耐震改修など手をつけやすく効果の高い施策から優先的な推進を図っていかなければならない。また、今春、国土交通省から「安全・安心のためのソフト対策推進大綱」としても示されたが、ハード施策を着実にすすめつつ、災害を最低限度に抑えるための方策として、応急対応のための広報などソフト領域の取り組みを、いっそう強化することが極めて重要となる。

2.安全・安心な地域づくりの推進に向けて(中略)
 高まる災害の脅威を背景としながら、安全・安心な地域づくりを推進するための緊急かつ重要な推進課題となるソフト領域の防災対策について論述する。
①災害時および平常時における広報等ソフト対策の改善
・改善1
・改善2
・改善3
・その他改善事項(改善4・5を併せて論述)
②応急その他防災業務の継続的な取り組み(BCP)
・あらたな領域としてのBCP
・取組み領域(1,2,3,4)
③自主・共助・公助による地域防災力の強化
・水防および地震防災
・その他広域体制など
④その他高まる課題
・国民保護対策へのアプローチ
・防犯対策へのアプローチ

3.おわりに
建設コンサルタントの一員として、人命にも関わる防災技術については、当然ながら、緊急時の応急対応も含めてハード・ソフト双方において最大限の貢献を目指すべきと考えている。また、特にソフト対策面では、官民協働の中で新たなマネージメント能力が求められる領域であり、コンサルタントとして、今後もさらなる研鑽を重ね、積極的に取り組む所存である。
国土交通省が策定した「国土交通省安全・安心のためのソフト対策推進大綱」が、6月29日が公表されました。
安全・安心を確実にしていくため、自然災害や事件・事故に対するハードを中心としたこれまでの対応に加え、情報、広報などのソフト対策について問題点を検討し、今後、取り組んでいくべき施策や方針を「5つの改善、5つの取組」として整理し、「国土交通省安全・安心のためのソフト対策推進大綱」が策定されたということです。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/01/010629_.html
この情報は、明らかに国土交通省からの技術士試験へのボーナスですね、このホームページに掲載されたPDFで、防災対策のハードからソフト主体にシフトし効果を上げようとする特性のことを3枚くらい簡単に書けるはずです。
建設一般は、勉強量1日で大丈夫ですね!
短期決戦であきらめかけていた方、少なくとも建設一般はこれで80点以上はゲット出来ます。五択40点でもOKですね、、
要は
次のような体系で語れば良いということです。(外れたら、皆さん自業自得ということでご容赦下さい。)
私は、去年同様に、国土交通白書を読むのはやめました。

■情報・広報に関する横断的な総点検とこれに基づく「5つの改善」
[改善1]受け手の立場に立った改善
[改善2]発信における改善
[改善3]伝達の改善
[改善4]ハザードマップ等の改善
[改善5]災害・事故時の情報提供に関する広報

■新たな領域に先進的に挑戦する等の「5つの取組」
[取組1]応急対策業務のBCP※
[取組2]一般継続実施業務のBCP
[取組3]今後の枠組み
[取組4]民間企業によるBCP作成促進
[取組5]地域の防災力の再構築
※事業継続計画(Business Continuity Plan)